春はセンバツから   営業課 楠本

🎶春は名のみの
     風の寒さや🎶

唱歌『早春賦』の歌詞一節だ。節分が過ぎ立春を迎えたこの季節を表している。
そして三寒四温の時を経て春が近づいてくる。

母校の、春の選抜高校野球大会への出場が決定した。
二年連続30目の出場になる。
ここ数年は県内でも低迷していたが全国でも通用するチームに仕上がったようで活躍を大いに期待している人たちもたくさんいると思う。

かくいう僕も当初は母校で野球をすることを目指して入学したのだが、何故か応援する側のブラバンに入部してしまった。
在学中もどちらかといえば低迷期だったが、三年生の夏に初めて阪神甲子園球場のアルプススタンドでバスドラを叩いて声援を送った。
戦績は一回戦で兵庫の強豪東洋大姫路に負けてしまった。

最近では小2から野球を始めた長男と毎年春夏と二回阪神甲子園球場に足を運んで熱戦を観戦している。
指折り数えてみたところ10回の観戦歴だった。

昨年は残念にも春夏共に大会自体がコロナ渦で中止になってしまった。
甲子園観戦が何よりも楽しみだった僕たち親子にとっては辛い一年だった。
書き初めに県大会優勝と認めて臨んだ小学生生活最後の野球は長く仲間たちとの練習もできなかった。

コロナ退散を強く願いながら、母校の甲子園での活躍共に暖かな希望の春がやって来ることを楽しみにしている。