丸坊主  営業課 楠本

プロ野球は終わった。

そしてうちの坊主の学童野球も終わろうとしている。

小学1年生でキャッチボールを始めて、ある程度になった2年生から5年間、真夏の炎天下も凍える冬も一緒に練習してきた少年野球が終わるのはさすがに淋しい。もうこの子どもたちと指導者と父兄と喜びを共にすることもなくなる。所謂少年野球ロース。違う少年野球ロスだ。

そこでだ当然中学はどうするのか?ということになる。
坊主が通うことになる中学校は僕の母校である、因みに今でも母校の校歌が歌える母校愛に溢れる僕だ、母校で野球を頑張って母校の名を高めてほしいとの気も充分以上に持ち合わせている。
しかしだ11人の仲間でやっていた少年野球。
中学の部活で野球を続けると宣言した子は1名、更にはもう野球は辞めると宣言した子が2名。
おのずと市内にいくつかある中学硬式野球のクラブチームが選択肢に加わってくる。

みなさんはいつ頃から色気付いて、男子たるのに髪型などというものに気を取られるようになりました?
小6なんて髪型なんてどうでもいいじゃないですか!

クラブチームに体験に行くと説明をしてくれる責任者の方に必ず、
「あのぉ〜ところで、こちらのチームは髪型はどうなんですか?」
って聞かねばなりません。

「はっ?はい丸坊主です、6ミリです。」
ウソ!
っと思って丸坊主が嫌な坊主の顔見ると目が点になり神妙な顔になっている。
「このチームいいなぁ〜今まで見た練習では一番やなぁ」
と言っても全く無反応。

因みに僕は中学で野球部に入ったときは嫌だったけど思い切って頭を丸めた。

時代ですね、今は丸坊主が強制ではないチームが大半だとか、そういうチームの体験会には丸坊主が嫌なうちの坊主も目を輝かせて白球を仔犬のように追いかけています。
背番号「1」を返却して新たなスタートです。