月の観測    営業課 楠本

我が家の長男は野球少年で、指導者やFBの友だちから野性的だとか野性児と言われています。という僕は野性児の父親になるわけです。
休日はふたりで少年野球の練習に出かけ白球を追いかけており、季節に限らず顔も腕も真っ黒に日焼けをしています。因みに車のナンバーは「89」。

そんな野性的な親子らしからぬ共通の趣味は夜空の星を見上げ語ることです。
先日長男がうってつけの宿題を学校から持って帰ってきました。お題は「月の観測」。
中秋の名月、十五夜も近かいことを考えた宿題なのでしょう。プリントには周りの建物を書き月が時間を追ってどう動いたかや形、模様などが書き込めるようになっています。

早速夕食後、外に出て観測をしました。
「月どこ?」
「そこら辺やろ」
隣の家の横に出てみると月が輝いていました。
「45度くらいかなぁ」
プリントには角度を書き込む欄もあるらしい。双眼鏡で模様を眺める長男。そんなことしなくてもはっきりと月にうさぎがいるのが見えました。少し目を横にずらすと、月の横に輝く星が。
「はっはぁ〜あれ木星やぞきっと、その横は土星」
「どれどれ〜」
「それそれ」
と指差して教えてあげました。東に目を向けるとオレンジ色に輝く星が。
「あれ、飛行機か?結構明るいな、多分火星やなぁ」
などなど話しは尽きないのですが、プリントを作成するために家の中に戻りました。
プリントには月の他に、僕の入知恵で、木星、土星、火星も書き込み宿題としては120点はもらえるものに仕上げていました。
上出来!上出来!翌日の提出に準備万端です。

そして翌日帰宅すると先生に褒められたという言葉を期待して、
「月のプリント、どうやった?」
と聞くと笑いながら、
「持ってくの忘れた」って。

お休みのまだ夜明け前、早く目が覚めたのでカーテンをそっと開けてみると冬の星座、オリオン座が南の空に輝いていました。
秋から冬にかけて、夜空の星は綺麗になっていきます。